20031127.html

ホームに戻ります
設計関連に戻ります
切欠係数について(短期)
      切欠係数の使い方が おわかりになっていない方が居られることが 解りましたのでここに書きます
      機械用語辞典によれば 
       切欠係数

          切欠が無い平滑な材料の疲れ限度を、切欠きがある材料の疲れ限度で除した値のこと。
          切欠きがあると、その部分に応力が集中するので、
          切欠きがないものより材料の疲れが速く、破壊するのも速くなる。
          切欠きの形状によって、応力の集中度合いがことなるが、平滑な材料に比べてどの程度の
          集中割合になるかを数値で表したものと思えばよい。
      と有ります
      もう 辞典やさんですら こんな認識なんです(>_<)  
      どういう基準でこう 書かれているのでしょう 
      
      切欠係数(βk)は
          形状係数(αk)
          βk=1+(αk−1)ηk で表されるものです
          決して 長期のみに対応させる物では有りませんよね
          たとえば ノッチ試験でやられる 切欠衝撃試験や−−−@
                短期に設定される シャーピンや−−−−A
                辞書に記された長期の疲れ限度の低下です---これが長期B
          B長期 A短期 @短々期(衝撃)に幅広く応用されますよね
      設計上良く出てくるのが 「B長期の疲れに影響する」ってのですよね
      機械設計に関して辞書や本は 参考程度にしかしません−−−−小堀流です
下図 コーナーR0.3 の時  t/r=2/0.3=6.666 より αk=4.9≒5 とします
切欠係数(:βk)は 切り欠き感度(:ηk)を下表とすると

ηk αk=4.9≒5 βk=1+(αk−1)ηk
SS400 0.4 5 2.6
S45C 0.75 5
SCM435 0.98 5 4.92

それで 
本に載っている まんま ですが
繰り返し引っ張り圧縮曲げの場合
σa=σd・k1・k2/Sm・Se・βk・φ で
   σd:任意の平均応力に対する各種の疲れ限度(kg/mm2)
   k1:表面状態による疲れ限度低下率(切削 SS400Kt=41At.0.9, S45CKt=70at.0.85, SCM435Kt=90at0.82)
   k2:寸法効果による疲れ限度低下率(=0at1.1 10at1 25at9.3 50at.8.4 75at0.78 100at.7.4 125at.0.72)
   Sm:材料の疲れ強さに対する安全率(=確実1.1〜1.2,不確実 1.3〜2.0)
   Se:材料の許容応力に対する安全((=確実1.05〜1.2, 不確実1.3〜2.0)
   βk:切欠係数
   φ:衝撃係数(=軽1.25 〜中1.5〜重2.0〜特重2.5〜3.0)
   で求められますが
   めんどくさいので ジヤバで作りますかな(-_-;)  作っても良いけど(-_-;) 概念をつぶすからなぁ
それではと
   これ(前記)は 長期なんですよね
   概略 10000回以下の繰り返ししかないものを
   長期で解くと 競争力がないものが 設計されてしまいます
問題です 
   繰りかえし回数 必ず10000回以下のもので S45C 降伏点50(kg/mm2) 引っ張り限度70(kg/mm2)の
   上図切欠部 90°谷底径φ10の底アールはシャープエッジです 許容力は幾らでしょう
   又 底アール R0.3 の時 R1.0の時 は幾らでしょう
   
   こんなのしょっちゅう 出てきますよね  丸ベルトのV溝や 雑品GOリング用溝のや プランジャー等の位置決め構 
    滑り止めや 飾りにまた センサーやLSローラのドグ代わりに成るかもしれませんよね 
   貴方は 「答えはこうです それは こうこうだからです」って言えますよね
   こんなの解らなければ 設計していると言えませんよね   
   これは 知識の問題で 概念を掴んでいないと 設計していると言わないと思うのは 私一人でしょうか
   本ページ 笑顔で退出したいものです

機械開発設計者が 簡単に 仕事がこなせるように ここから 心よりお祈り致します。

設計関連に戻ります